意識高い引きこもり大学生の独り言

根暗を加速させるような音楽と映画と本が好き

轟音を浴びてみて My Bloody Valentine 2018年8月18日 @豊洲PIT

この日の豊洲駅周辺はおかしかった。幸せそうにプードルを抱えた夫婦の横を「Loveless」と書かれたTシャツを着た、何やら人生に行き詰まったような顔をした人々が早足で歩いていたのだ。それは明らかに豊洲の空気の均衡を乱していたが、そんな彼らのその暗い顔の中にも今日はきっと誇らしさみたいなものがあったと思う。僕はマイブラのライブに行くのは初めてだったし、いわゆるシューゲイザーと呼ばれるジャンルのバンドに行くのも初めてだった。ただ、Twitterで耳栓が配られるらしいとかギターがでかすぎてヴォーカルはあまり聞こえないらしいとか(まあ音源でも小さいが)そんな話は聞いていたので覚悟していたつもりだった。僕は物販を買おうと思って開場の18時30分の1時間前には豊洲ピットに着いていたが、物販の先行販売は17時から18時まででなかなかギリギリだった。どうしても「Loveless」Tシャツを着て参戦したい僕は買えない覚悟で並んだけどなんとか買えた。。整番は300番台だったけど、前から2番目のブロックの一番前から見れた。

以下セットリスト

 

1.I Only Said

2.When You Sleep

3.New You

4.新曲

5.You Never Should

6.Honey Power

7.新曲

8.Cigarette in Your Bed

9.Only Tomorrow

10.Only Shallow

11.What You Want

12.Thorn

13.Nothing Much to Loose

14.Who Sees You

15.To Here Knows When

16.Slow

17.Soon

18.Wonder 2

19.Feed Me With Your Kiss

20.You Made Me Realise

アンコールなし

 

 出だしのI Only Saidで何もかも持って行かれた。本当にあの時、別の世界にトリップしてたと思う。自分自身のいろんな過去のこととかを思い出しながらも、それでも僕の心は完全に目の前の音楽に心酔しきっていた。このバンドは映像とかも結構凝っていてそれが彼らの音楽をより一層芸術的にしていた気がする。音は噂で聞いていた通り半端なかった。ギターがでかすぎてヴォーカルはあんまり聞こえない(特にケヴィン)。耳栓を僕はつけたり外したりしていた。New Youとか比較的静かな曲で取ろうとしたりとか。とにかく、「俺に耳栓なんていらねえ!」という気持ちは十分に分かるけど、轟音は身体中を駆け巡って振動としても十分伝わるので行くときは耳を守って欲しい。ただ、配られる耳栓よりはもっとちゃんとした耳栓を買って準備した方がいいかも。配られた耳栓もつけたけど、ヴォーカルがこもったりとかするし、美味しさがやっぱり減少する。4番目の新曲もなかなかノイジーで耳の危険をちょっと感じた。もう正直この曲に関しては初めて聞いたので、音でかいしか覚えていない。でもいいなあと感じた感覚はまだ残ってる。そういえば、ケヴィンのギターの本数も半端じゃなかった。写真撮ったけど、16.7本くらい見えてた気がする。

 このセットリストの中で最初に僕の涙腺に直撃したのはOnly Tomorrowのギターだった。人の痛みをそのまま爆発させたような音。痛みを音で表そうとしたら、轟音になることは避けられないのかもなんて本当に思った。そしてそのままみんな大好きスタタタぶんわあことOnly Shallowへ。なんか誰かもTwitterで言ってたけど、ライヴだど音源と全然違く聞こえるんだよなあ。でもさすがにこれはテンション上がった。定番曲ならではの一体感!すげえああやってぶんわあしているのかとケヴィンの手元をずっと見ていた。。このノイズと耽美なビリンダの声はたまらんなあ。To Here Knows Whenとか生で聞いて改めて天才だと思ったよ。そしてYou Made Me Realiseの約10分のジェット機ノイズ。ここで本格的に身の危険を感じた。でもなぜかそれでもその場にいたいと思うから不思議なんだよなあ。Insane Musicでしたよ、My Bloody Valentine Made Me Realiseでしたよ。きっとこの曲が原曲のままあっさり終わるライヴなんてありえないんだろうな。ここが一番の快感のピークだったかもしれない。

 帰ってからもずっと、頭の中がこのノイズの神様のことでいっぱいだ。また、日本に来てくれないかなあ。

 

 

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