意識高い引きこもり大学生の独り言

根暗を加速させるような音楽と映画と本が好き

ぼくはもうスターフィッシュを聴くのにふさわしくないーELLEGARDENというバンドに対する複雑な心情。

高校時代のぼくの苦楽はエルレと共にしたと言って良い。女々しくて弱々しいぼくにとって、細美武士というバックボーンのしっかりした男こそ、かっこいい男のロールモデルだった。

特にぼくが聴いていたのはMy Own DistractionとDon't trust anyone but usの二枚だった。(Can't Remember) How We Used To Beという曲を聴いて、失恋した直後は共感で胸がいっぱいになり、恥ずかしくて誰にも言えなかったが、歌詞をノートに書いて訳していたりした。こうやって改めて書くとなかなか普通の恥ずかしい高校生だったなあと思う。

細美武士の音楽はとってもキラキラしている。メロディアスで一気に爆発するようなサビ、ギターを持ち始めた高校生たちはこぞってエルレを練習した(実はぼくも高校時代、軽音楽部だった)。英詞がメインの曲が多いにもかかわらず、こんなにもみんなに伝わる音楽であるのはすごい。

今なら分かる。

ぼくはエルレの曲に、自分の甘い恋愛体験をくすぐられるような感覚が好きだったのだ。

 これはある意味で不純な聴き方だったかもしれない。ぼくはその好きだった人との思い出に浸れるという意味で好きだったのだ。(もちろん曲がそれなりに良くないと、思い出に浸れない)しかし、今はそんな思春期的に音楽を聴いていない。聴いて、かっこいいと思ったかどうかが先に来る。聴き方そのものが変わったことでぼくの音楽の好みはかなり変化していった。

もちろん、エルレにいまでも好きな曲はある。でも、ぼくは大学に入り暗い音楽や映画を漁るうちにどんどん根暗になってしまった。スターフィッシュとかを聴くような人間ではなくなってしまったのだ。それは音楽が悪いのではなくぼく自身の内面の変化であり、それ以上でもそれ以下でもない。ぼくはスターフィッシュを聴くのにふさわしくない人間になってしまった。

ぼくがもしサッカー部の陽キャラであったら、もうすぐ二十歳を迎える年だとしても、エルレを聴くことがあり得たかもしれない。でも、ぼくは自分にエルレが合わなくなってきているのをひしひしと感じる。客観的に見てしまったのもあるかもしれないが、自分の心が少しずつエルレから離れていくのがわかる。これを読んでいる中には「好きじゃなくなったのなら、聴かなければいいだけ」と思う方がいるかもしれない。ぼくももちろんそう思う。でも、ぼくにとってエルレを聴かなくなるということは、親しい友達との別れのようなものであり、心が離れていくことにどうしようもない寂しさがあった。でも、それでもぼくは歳をとってしまったのだ。心の変化を受け入れて進まなければならない。戻ることは絶対になくても、そんな過去の上に今があることは間違いない。思春期全開のぼくに熱い音楽をありがとうELLEGARDEN

 

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