大学生の退屈しのぎ

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思春期のリアルな痛みを描いたオススメ青春映画5選

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青春なんて言うと明るいイメージがつきもの。

実際は青春なんて暗くて恥ずかしくて苦しいものなんですが、それでも学生時代特有の青春を疑似体験するような映画が観たくなったりする時もあります。

今回はそんなリアルな青春に寄り添ってくれるような、個人的傑作青春映画を5つ選びました。いわゆる観念的な「青春」の映画ではなく、あくまでリアルに「青春」を描いた映画です。

 

1.リリィ・シュシュのすべて

監督:岩井俊二

出演:市原隼人蒼井優忍成修吾

 

実験的なインターネット小説を原作とした2001年に公開された岩井俊二監督の作品で14歳のリアルな心情を描き出しています。

イジメ援助交際レイプ...逃げ出したくなるような日常の中で、リリィ・シュシュというアーティストの掲示板サイトにのめり込むようになる主人公、雄一を中心に話は進んでいきます。

主人公が崇拝する歌手のリリィ・シュシュ役はSalyuですが、ほとんど姿は見せません。

また、この映画の大きな見所であるSalyuが歌うオリジナルのサウンドトラックが、「これしかない」というものをきちんと持ってきていて、この映画がいかに緻密に作られているかがきっと聴けばわかります。

 

飛べない翼

飛べない翼

  • provided courtesy of iTunes

 

共鳴(空虚な石)

共鳴(空虚な石)

  • provided courtesy of iTunes

 

若かりし日の市原隼人の思春期全開って感じの瑞々しい演技もすごくいいし、蒼井優も可愛いし忍成修吾もクソガキを好演しててとても良かったです。

正直救いのある映画ではないし、「青春って最高!」って思えるような映画だとはお世辞にも言えないんですが、それでも僕の厨二病精神が壮大なカタルシスを感じると言うのもあって好きな作品です。閉塞的で息苦しくなるような映画だけど、綺麗で自然な重さで大げさじゃないのがいい。

 

 

2.ウォールフラワー 


映画『ウォールフラワー』予告編

 

監督:スティーヴン・チョボスキー

出演:ローガン・ラーマンエマ・ワトソンエズラ・ミラー

 

これも最近の映画ですが、青春映画の金字塔と言われている名作です。

「ウォールフラワー」とは「壁の花」であり、転じて人がたくさんいる賑やかな場所で場には入れず、ひっそりと目立たないようにしてる人のことを言うそう。

主人公のチャーリーはまさにそんな「壁の花」でスクールカーストの最下層でひっそりと生きているけど、下級生のために気丈に振る舞い教師のモノマネをする陽気な上級生パトリックを見て「この人なら」と、思い切って話しかけます。

それがきっかけでチャーリーはパトリックとパトリックの妹サムと3人で仲良くなっていくんですが、エマ・ワトソン演じる恋多き女の子サムにチャーリーは恋してしまい...。といった感じです。

3人の楽しそうなシーンも多いんですが、それだけじゃなくて、家庭の問題、過去のトラウマ、恋愛...そんな問題を重すぎず軽すぎず、でも繊細に扱っているのがこの映画が名作と言われている所以な気がする。ローガン・ラーマンの入学したばかりの高校で、友達ができるか不安でみんなに話しかけようか迷っている時のビクビクしている表情とかも良かったなぁ。

そしてサントラが音楽好きにはたまらないチョイス。ニュー・オーダー、スミス、コクトーツインズXTCデヴィッド・ボウイなどなど。。冒頭でスミスのAsleepがかかるシーンもあって最高です。

 

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3.桐島、部活やめるってよ


映画『桐島、部活やめるってよ』予告編

 

監督:吉田大八

出演:神木隆之介橋本愛東出昌大

 

朝井リョウによる人気小説を原作にした映画で、とことん高校生活をリアルに描いた映画です。

タイトルにもある桐島はバレー部のキャプテンでみんなの人気者、スクールカーストのトップにいる生徒で、そんな桐島が部活をやめて学校に突然来なくなることで振り回される周りの生徒たちを描いてます。

見所としては神木隆之介スクールカースト最下層の映画オタクを好演しているのと、物語の展開はこれだけにもかかわらず、最終的には「生きる目的」みたいなものを再考させられる映画になっているところです。本当に自分の人生を生きるとはどんなことなのか...迷ったら学生に限らずぴったりの映画だと思います。

 

4.スウィート17モンスター


映画「スウィート17モンスター」日本版予告

 

監督:ケリー・フレモン・クレイグ

出演:ヘイリー・スタインフェルドウディ・ハレルソン

 

「この世に人は二種類。自信に満ちて世渡り上手な連中と、そいつらの滅亡を願う人たち」と思っている主人公ネイディーン17歳。

イケメンでみんなから人気者の兄を持ったイケてない主人公ネイディーンの生活は、唯一の親友が自分がコンプレックスを抱いている兄と付き合うことでより一層こじれていく。

コメディー要素もあり、笑えるところも多いですが、結構痛いところを突かれる映画です。卑屈で意地っ張りで素直になれない主人公は男女問わず痛いほど共感できるキャラクターなんじゃないかなあと。

キャッチコピーにもあるようにこれは「あの頃のリアルなイタさを描く愛すべき青春こじらせ映画」です。そしてネイディーンという主人公を通して自分と強く向き合える映画になっています。笑えるところがたくさんありながらも、これは名作の言葉が似合う映画だなと思いました。

 

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5.明日、君がいない

 

監督:ムラーリ・K・タルリ

出演:テリーサ・パーマー、ジョエル・マッケンジー

 

ある高校の中で誰かが自殺する。

冒頭ではそれだけが示唆されますが、誰が自殺したのかはわからず「自殺するほどの問題を抱えていたのは誰なのか」を中心となる6人の生徒達のインタビューを交えながら追っていく形で物語は進行していきます。

同性愛や家庭の問題を扱っていて、今回紹介した中では一番シリアスなのかなと思いますが、今作は間違いなく学生の「自殺」の本質を捉えた怪作です。観終わった後にタイトルを見て「ああ、そういうことか」と納得できる作りになっているのも良い。

監督がこの作品を撮影したのが19歳ということもあって、生々しさとこの「学生生活の温度」とでもいうべきもののリアルさは随一かと思います。精神的に余裕があるときに観てもらいたい作品です。