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ネオアコにハマるきっかけを作った私的名盤10選

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ネオアコとは?

ネオアコとは、ポスト・パンクの流れから派生した音楽ジャンル/スタイルのひとつ。ネオ・アコースティック (neo acoustic) の略称。なおネオアコネオ・アコースティックも含む)と言う言葉自体は和製英語であり、欧米では通用しない言葉である。(https://ja.wikipedia.org/wiki/ネオアコ

 

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1.Felt「Crumbling the Antisepic Beauty(美の崩壊)」

Evergreen Dazed

Evergreen Dazed

  • Felt
  • アダルト・アルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

Televisionのトム・ヴァーレインに憧れたローレンスというひねくれ詩人によるネオアコバンドです。個人的にネオアコと言われるバンドの中だったらダントツで一番好きなバンド。

憂鬱で内省的な歌詞と、暗くて冷たいネオアコサウンドに心を掴まれる人はきっと一定数いるんじゃないかと思います。僕は初めて聴いた時、もともと自分の中にあった音なんじゃないかってくらいしっくりきたのを今でも覚えている。。

オススメの一曲はこのアルバムの一曲目でもある「Evergreen Dazed」

憂鬱で内省的な歌詞が魅力だと言っておいてこの曲には詞が無いんですが、この曲は死の匂いを充満させたような曲です。ちなみに詞がある曲だったら4曲目のCathedralがオススメ。

Cathedral

Cathedral

  • Felt
  • アダルト・アルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

 

2.Everything but the Girl「Eden」

 

youtu.be

ネオアコ名盤の代名詞のようなアルバム。喫茶店とかで流れてそうな曲が多いです。

ジャズとロックの架け橋のようなアルバムなんじゃないかと個人的には思います。僕はそんなにジャズに詳しくないんですが、それでもこのアルバムはとても聴きやすかったです。

独特で不思議な雰囲気を持つ屈指の名曲「Each and Every One」、優しく明るいギターポップの「Bittersweet」、落ち着いていて喫茶店で絶対一度は聴いてそうな曲の「Tenderblue」の流れがすごく好き。

 

 

3.Belle and Sebastian「tigermilk」

 

 

グラスゴーが誇るベルセバの記念すべき伝説のデビューアルバム。

元々1000枚限定リリースの幻のアルバムでもあります。

 

「Dear Catastrophe〜」辺りからかなりポップで聴きやすくなるんですが、僕はこの初期のインディー感満載のこのアルバムが好きです。

荒削りだけど繊細で、明るそうに見えて陰鬱な感じと言うんでしょうか。

オススメはまず1曲目「The State I Am In(邦題:僕はこんなさ)」は素朴で優しいギターポップだけど、「僕の弟がやってきてゲイだとカミングアウトした それは妹の結婚式の日に知らされた」なんて、歌詞を調べたら衝撃的だったのを覚えてます。

「She's Losing It」とか「You're Just A baby」も好きなんですが、僕はこのアルバムの中だったら「I Don't Love Anyone」が大好きです。

UKロックっぽい甘く優しいメロディーがグッとくるのと「僕は何も愛さない たとえそれがクリスマスでも」とか「もし僕が一つ学んだことがあるとすれば その時はまだ子供だったけど 何も愛してないなんてことは隠しているべきなんだ」なんて青年独特のイライラが混じったような詞の世界観も好きです。

 

 

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4.Orange Juice「You Can't Hide Your Love Forever」

 

Falling and Laughing

Falling and Laughing

  • provided courtesy of iTunes

 

 

水しぶきとイルカの爽やかさ満載のこのジャケットが有名のこのアルバム。

ネオアコの名盤といえば必ず掲載されていると思いますが、優しいネオアコを想像して聴くと、少し違うかもしれないです。

一曲目「Falling and Laughing」はリズムとかコーラスがソウルっぽさもあります。僕が初めて聴いた時に思ったのは、いろんなジャンルのいいところを凝縮して全く新しいものができたような感じでした。

クリーンなギターで少し落ち着いた雰囲気(でもキャッチーとは言い難いような)「Untitled Melody」、パンキッシュなネオアコソング「Tender Object」など、ひと味違った音楽に出会いたいと思ったら聴いてみてほしいです。

 

Untitled Melody

Untitled Melody

  • provided courtesy of iTunes

 

Tender Object

Tender Object

  • provided courtesy of iTunes

 

 

5.Aztec Camera「High Land, Hard Rain」

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Orange Juiceと並んでネオアコの代表バンドとされるAztec Cameraことロディ・フレイムのファースト・アルバムです。

 

このバンドはよく青春とかエヴァーグリーンなんて言葉で言われてます。エヴァーグリーンという言葉が僕はいまいちわからないんだけど、とにかく爽やかでオレンジ・ジュースよりはとっつきやすいんじゃないかと思います。スミスが好きなら特に。

 

力強いアコースティックギターの「Obvilious」、個人的に終わり方がグッとくる二曲目「The Boy Wonders」、そして何と言ってもこのアルバムの肝となる曲「Walk Out to Winter」。

この曲の「ジョー・ストラマー(クラッシュのフロントマン)のポスターが壁から剥がれ落ちて、後に飾るものは何もない」という歌詞がすごく印象的でした。パンクムーブメントが失速しだした時代を生き、その流れを汲んだネオアコというサウンドをやった彼らだからこそ出てきた言葉なんじゃないかと思います。

 

Walk Out to Winter

Walk Out to Winter

  • アズテック・カメラ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

僕が個人的に好きなのは4曲目「The Bugle Sounds Again」。こんなタイトルにもかかわらずサウンドはいたってシンプルで、クリーンなアコースティックギターがメインでです。ラッパの面影なんて全然ない。

 

The Bugle Sounds Again

The Bugle Sounds Again

  • アズテック・カメラ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

6.XTC「Skylarking」

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XTCの通算8枚目のアルバム。最高傑作との呼び声も多いです。

このアルバムはザ・バンドダリル・ホール&ジョン・オーツを手がけたトッド・ラングレンがプロデュースしたことでも有名です。

 

77年というパンクムーブメント真っ最中にデビューしたポップ界のひねくれ者バンドXTC。曲と曲のつながりがスムーズすぎて、アルバムを通して聴いていると初めの頃はどこからが次の曲なのかわからなかった覚えがあります。

 

僕が個人的に好きなのは自分を振った相手のことを壮大に皮肉っているアルバム4曲目「That's Really Super, Supergirl」です。以下サビの部分ざっくりですが訳しました。

 

本当にお見事だよ、スーパーガール

たった2秒で自分自身を助けるなんて

君の友達は言うだろう

すごいよ、スーパーガール

世界の天候を変えてしまうなんて、と

でも君は僕らの関係を元に戻すことはできなかったね

僕はまるで君が作った孤独の要塞に深く繋がれてるみたいだ

君には悪いけど

僕の気分は最悪だよ、スーパーガール

 

自分を一人にした女の子に対して強烈に「僕を一人にするなんて自分勝手すぎる!」と嘆いてる曲(笑)

これがポップなんだかそうでないのかようわからんメロディーに乗ってるんだからひねくれ者だと言われても仕方なさそう。。痛快で大好きな一曲です。

 

youtu.be

 

7.Prefab Sprout「Steve McQueen」

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このアルバムは85年発のセカンドアルバム。レコード屋でかかっていて思わず一目惚れ(?)したのを覚えてます。ジャケもかっこいい。

ちょっと古臭い青春の味がするような一曲目「Faron Young」はアップテンポの曲だが、爽やかなギターと透明感のある声が重なって激しさみたいなものはなく良い意味で軽い。

歌詞も面白くて、サビでひたすらに「君は朝の4時にFaron Young(実在のアメリカのシンガー)を聴かせる」「朝の4時にFaron Youngなんて勘弁してくれ」と繰り返してます。朝にこれを聴きながら自転車漕ぐととても気分が良いのでオススメです。

 

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8.Max Eider「The Best Kisser in the World」(キス上手)

 

My Other Life

My Other Life

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ジャズ・ブッチャーのギタリストによる87年のデビュー作。ちょっとラテンっぽいというか南国っぽいというか、87年とは思えないほど良い意味で古臭さも残っているような音楽。メロディーも正直、甘くキャッチーな感じよりは少し尖っているような印象さえ受けます。特に一曲目の「My Other Life」はそう。ただこのコードのマイナー感が個人的にはとっても気持ちが良くて好き。後この畳み掛けるようなボーカルも良い。ネットサーフィンで見つけて、なんてかっこいんだろうと思った記憶があります。全曲捨て曲なしです。

 

9.THE ORCHIDS「Lyceum」

 

It's Only Obvious

It's Only Obvious

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ネオアコの名盤と言われているものは結構ラテンぽかったりするものが多いですが、このアルバムは全体的に素朴なギターポップの曲が多いのでそういうのを求めている方にはピッタリかもしれないです。

一曲目の「It's Only Obvious」はネオアコ屈指の名曲。インディーロック、オルタナとか好きな人がはまるような気がします。ボーカルの歌い方がどことなくFeltっぽい。。個人的には「The York Song」と優しいコーラスが特徴的な「Carrole-Anne」も好き。

  

 

The York Song

The York Song

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Carrole-Anne

Carrole-Anne

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10.Another Sunny Day「London Weekend」

 

Anorak City

Anorak City

  • provided courtesy of iTunes

 

最後の一枚はこれです。93年サラ・レコードからリリースのAnother Sunny Day唯一のアルバム。

キラキラしててノスタルジックなギターポップを集めたナンバーが多いです。「What's Happened to You, My Dearest Friend?」なんかはスミス感満載。

一曲目「Anorak City」、アノラックというのは日本で言ういわゆる「オタク」みたいなちょっと軽蔑を含んだスラングとかでも使われるし、80年代のグラスゴーを中心に発展したインディーロックのムーブメントとしても使われる言葉。イギリスの鉄道オタクがアノラックをよく着ていたことから由来したらしいです。

個人的なオススメは一曲目「Anorak City」の他に「I'm In Love With a Girl Who Doesn't Know I Exist」、「You Should All Be Murdered」、「Green」。

ちなみにサニーデイ・サービスのバンド名はこのバンドから取られたらしいのでサニーデイ・サービスが好きな人にも是非聴いて欲しいです。

  

What's Happened to You, My Dearest Friend?

What's Happened to You, My Dearest Friend?

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

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