大学生の退屈しのぎ

底知れぬ音楽と映画と文学と...

【祝・サブスク解禁】Syrup16gアルバムごと私的おすすめ曲12選

スポンサーリンク

Syrup16gとは

Syrup16g(シロップじゅうろくグラム)は、日本のスリーピース・ロックバンド。1996年に結成され、2008年に解散。2014年6月27日に再結成を発表。

ポリス、ザ・スミスBARBEE BOYSなど広義のニューウェーブ時代のバンドの影響を受ける。

バンド名の由来

syrupは、「ぬるいままで好きな音楽を好きなだけやろうっていう、そういう意味を込めて…、甘い咳止め用のシロップが俺は大好きで、シロップって言葉が頭の中で快楽的なものと直結して」といった理由で五十嵐が名づける。16gは、バンド名を検討していたミスタードーナツでのコーヒーのシロップの量が16gだった事に由来する。(Wikipedia

 

高校の頃からずっとお世話になっている音楽です。歌詞が本当に本当に魅力的。なんていうかどこまでも人間臭くて血が通っている言葉なんですよね。日常に対してずっと違和感を持ちながら生きてるような人が必要とする音楽なんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

 

1stアルバム「Copy」

1.She was beautiful

 

She Was Beautiful

She Was Beautiful

  • provided courtesy of iTunes

 

いつまでも子供のままで

あの時の言葉を今日も噛み砕いて 眠る

いつまでも子供のままで

あの時の笑顔をずっと忘れないで

She was beautiful

 

デビューアルバムを飾る一曲目。一部を引用したんじゃなくてこれが全部の歌詞で、このフレーズをひたすら繰り返してるんですよね。

暗くなりきってない濃い青い空の帰り道とかに聴きたくなるんですが、別に悲しい歌詞じゃないのにありえないくらい絶望的です。メロディーがUKロック的な綺麗さなのも魅力。

 

2.生活 

生活

生活

  • provided courtesy of iTunes

 

I want to hear me

生活はできそう?

それはまだ

計画を立てよう

それも無駄

 

この間久々に聞いた時に「ああ、そうだった。ずっとこんな感じの温度で毎日を送ってたなあ」と。なんか社会とのこんな距離感が、学生時代自分の内側の世界に閉じこもってた僕にとってはものすごく親近感を覚えたのを思い出します。

 

あんまり落ち込むのが怖いから最近はあまり聞かないようにしてたけど、久々に聞いたら実家のような安心感を覚えました。バンドの代表曲です。

 

3.君待ち

君待ち

君待ち

  • provided courtesy of iTunes

 

ああこのまま君を待ってんの

明日もまた君を待ってんの

そしたらまた君が立ってんの

雨の中君笑ってんの

 

「そしたらまた君が立ってんの」なんて妄想の世界に没頭してる主人公。思い出に浸かりすぎてもう現実に引き返せなくなっている恐怖。

 

真理なんてデタラメ

勇気なんて出さないでくれ

 

僕はこのフレーズが最高に好きです。我々みたいな不器用な人間は変に潔癖だから、妙なところで誠実さなんか出して何かを壊して誰かを失ったりするんですよね。それがどんなに正しくても過去の自分に対してこう言いたくなるのが、痛いほどわかる。

 

 

ミニアルバム「Free Throw

4.翌日

 

翌日

翌日

  • provided courtesy of iTunes

 

急いで

人混みに染まって

あきらめない方が

奇跡にもっと近づく様に

 

80年代のネオアコっぽいキラキラしたサウンドの比較的キャッチーな曲。

 

「急いで 人混みに染まって」ってすごい歌詞ですよね。メロディーだけで言えば嵐の曲とかにありそうなくらいキャッチーなのに(笑)

 

「自分の人生を主体的に生きること」そんなことをとっくに諦めてしまった主人公がそれでもみんなと同じになれる「翌日」に期待する、そんな曲なのかなと思ってます。

 

 

 

5.明日を落としても

 

明日を落としても

明日を落としても

  • provided courtesy of iTunes

 

機械みたいな声で

サヨナラされて

それでも何か傷付いて

 

誰かを失ってやっと取り戻せた自信も消えた時に聴いて、泣きました。こんなに「もう死んじゃおっか」って囁かれてるみたいな曲なのに、そう言われると生きる活力が湧いてくるという不思議なパラドックスで生き返らせてくれるバンド。

 

誰も愛せなくて

誰にも愛されないなら

無理して生きることも無い

 

そう言って

楽になれること

そう言って

いつの間にか気付いていた 

 

2ndアルバム「coup d'Eat」(クーデターと読みます)

6.天才

 

youtu.be

天才だった頃の俺に連れてって

いつのまに

どこで曲がったら良かった?どこで間違えた?

教えてよ

 

この出だしも衝撃的だったんですが、「ヤバい空気察知する能力オンリーで生き延びた 笑ってよ」ってなんか、現代的な感じがしてすごいグッときたの覚えてます。

 

3rdアルバム「delayed」

7.水色の風

水色の風

水色の風

  • provided courtesy of iTunes

 

消えないで

照れないで

君がいて

宇宙の中へ

 

 

バンプの藤原基夫がコーラスしていることでも知られてる曲です。それもあってか、どこかバンプっぽい優しさがあるような気もする。二人はツアーを一緒に回る仲でもあって、五十嵐隆がコーラスをオファーしたんだとか。バンプファンの方は必聴です。

 

4thアルバム「HELL-SEE」

8.不眠症 

不眠症

不眠症

  • provided courtesy of iTunes

 

こんな気持ちはもういいよ

くるったままの遠近法

夜になるたびwaiting for

のたうち回って不眠症

 

さよなら さよなら

さよならって聞こえねぇよ

さよなら さよなら

さよならって聞こえない

 

身悶えるような後悔で脳内がいっぱいになった真夜中に、別れを受け入れられず悲しすぎてブチギレてるこの感じ、身に覚えのある感情すぎてたまらない。syrup16gの中でいちばん好きな曲です。 

 

9.吐く血 

吐く血

吐く血

  • provided courtesy of iTunes

 

「私には何もないから」

そう言って笑った そう言って笑った

「貴方は私と似ているね」

そう言って笑った そう言って笑った

 

曲自体はポップでとっつきやすい曲と「吐く血」というタイトルのなんとも言えないミスマッチさ。吐く血は「白痴」とも掛かってるんでしょうか。吐く血の彼女と「自分には何もない」ということすらわかってない「白痴」な主人公。自分のしょうもなさの全ては、全部見透かされてるんだよなぁ...。

 

 

5thアルバム「Month To Mouth」

10.Your Eyes Closed 

Your eyes closed

Your eyes closed

  • provided courtesy of iTunes

 

どうしてどこからそこに行く

行動が読めなくてドキドキする

 

あなたと出会って

ただそれだけで

素晴らしくなって

 

珍しく情熱的でまっすぐなラブソング。飾らない歌詞だけど、それで十分な一曲。

 

6thアルバム「delayedead」

11.クロール

クロール

クロール

  • provided courtesy of iTunes

 

She was a lonely face

ただ空虚なままじゃ辛いでしょう

動物的本能

君だけに真実を話そう

誰でもできそう

 

乾いたギターロックの一曲。アルバムの一曲目なんですが、出だしがかっこいいです。どことなく冷たい貴金属みたいな「死の匂い」がする曲。

 

EP「Kranke」

12.冷たい掌

 

youtu.be

 

失って気付くを 何度か木霊し

僕らは大人になったと 嘯く

 

ラストは再結成後の曲。賛否あるみたいですが、僕はこの曲めちゃくちゃ好きです。構成も面白くて好きなんですが(イントロだった部分に二番ではメロディーが乗るところとか)、何よりこの不穏な感じに磨きがかかってます。ただ、MVのセンスはちょっとあんまり好きじゃないですw

 

 

まとめ

アルバムだったらCopyかHELL-SEE、「動脈」「静脈」というベストも出てるのでそこから聞くのいいんじゃないかなと思います。太陽とか光が似合わなすぎるバンドだと改めて思いました。。。